創業したばかりのころ・・・

商売下手の看板屋さんのお話

たくさんの新規のお問い合わせ、まことにありがとうございます。
一般に2月と8月は仕事が少ないと言われていますが、不思議なことにこの時期は、新規のお客様、個人経営されているお店などからのお問い合わせが増えるんです。
これは弊社が創業した当時から変わりません。

さてさて、「営業下手の看板屋さんのお話」の第3話です。

独立前から、職人としての経験も営業としての経験もあった私。しかし、一人で営業して、一人で製作&取付するのは無理があります。実作業はアルバイトを雇ってなんとか仕事していたものの、お客様からお問い合わせ、注文をいただくというのはなかなか難しいものです。

特に看板はオーダー品ですから、街のお店を一件一件飛び込み営業しても、効果は限りなく低いと考えました。
そこで、個性的で技術があり、人間的にマジメな私が(ツッコミたくなるかもしれませんがスルーしてください笑)、目を引く看板を作っているということをアピールしようとパンフレットを自作し、知り合いのお店に置かせてもらったり、ポスティングに回ったりしました。

正直、同業者からは変な目で見られることもありました。看板に個性とかデザイン性がそれほど求められなかった時代の話ですし、普通の職人が一人で仕事するのであれば、看板屋さんの下請けをしたりするのが一般的な考え方だったのです。

この努力は意外と実を結びました。特にお客様が別のお客様をご紹介くださるというケースが多かったです。本当にありがとうございます。
また、固定した付き合いのお客様や物件にも恵まれました。同業者の噂話で、取引先と揉めて付き合いが絶たれたなんて話を聞くこともありますが、弊社はお客様と揉めて切れたということは一度もありません。これは大きな誇りです。

開業後しばらくは、そんな感じで仕事していました。また、他の看板屋さんに応援にも行っていました。ただ応援に行っても面白くありませんので、他社さんの技術を徹底的に盗むつもりで行ってました。この時に得た知識や経験、技術は大変大きなものです。

この頃は他社さんの工場を間借りしたり、比較的大型の看板でも無理やり自宅で製作したりしていたのですが、いよいよ意を決して工場を構えることにしました。
そうなると、それまでの営業スタイルでは無理があると思い、当時看板屋さんでは珍しかったホームページを作ろうと考えたのです。

写真はどちらも創業当初のものです。もちろんデザインは私です。今見てもパワーに溢れている作品だと思います。芸術家を目指していただけに、やはり少しアートっぽいですね笑

次回に続きます。

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