ロードサイン<野建看板)のパネル交換をしました。
私個人の中でも最も長い歴史を持つお客様の一つです。誠にありがとうございます。
今までは木枠の看板でしたが、今回はアルミの枠で製作しました。
最近良く見かけるビスで組み立てるフレームではなく、溶接枠で、もちろん自社で製作しています。
実はこの支柱(弊社施工&管理ではありません)、道路側は一番上と一番下しかパネルを固定できない形状で、少しでも長持ちするようにという配慮です。
ロードサインでも10年ほど前からアルミのフレームのものを良く見かけるようになり、ここ数年ではビスで組み立てるタイプのものが一気に普及。今では新規製作の場合は木枠の方が少数派のような気がします。
ちなみに弊社ではそれより以前から自社で溶接フレームを製作しており、TIG溶接機導入前は自社でジョイント部品を作って、ビス組みタイプのものを製作してました。溶接・ビス組みでは一長一短がありますが、どちらも製作できます。強度では溶接フレームのほうが圧倒的に上ですね。
ちなみに、弊社の実績上のロードサインパネルの耐用年数は・・・
【フレームと板の素材】
●木枠+トタン/7年 条件悪いと5年、持って9年
●木枠+アルミ複合板/トタンと同様だが、風を受ける場所だとトタンよりもかなり板抜けしやすい
●鉄枠(アングル)+トタン/私が生きてるうちは半永久的(笑)
●鉄枠(アングル)+アルミ複合板/パネル自体は大丈夫だが、鉄と複合板の熱膨張率の差で貼ったシートのジョイントが破れる
●鉄枠(角パイプ)/今のところ壊れたものはありませんが、パイプ内部に水が溜まって錆びる
●アルミ枠(角パイプ溶接)+アルミ複合板/今のところ壊れたものはありませんが、若干の不安が残る
※アルミ複合板単体では、耐用年数10年程度
【表示】
●書き文字/弊社が使用する塗料では7年程度だが、ある程度褪せてからでもしぶとく残る
●シート切文字(カッティング)/ブランドによるが、スタンダードのものはメーカー曰く5年~7年、ある程度褪せてからでもしぶとく残る
●インクジェット/7年
枠の耐用年数以前に表示が持たないため、コストの低い木枠+トタンでOKという考え方もできます。
本当に持たせたい場合は、アングルのフレーム+トタン、塗装で仕上げる! ・・・ですが、今そんなことをやる看板屋さんはいないでしょうね笑
え? ウチはご要望あればやりますよ!!笑