独立した当初から私は、会社のホームページを作りたいな、と思っていました。
まだダイヤルアップのピ~~ヒャララ~~の接続の頃です。
この頃はまだ、見た目が整ったホームページは少なく、いかにも手作りの個人のホームページが多かったですね。
中にはすごいホームページもあって、とても憧れました。テレビや雑誌、新聞などの力を借りず、自分から情報を発信できる!これはすごい、と。
この頃、ドメインの価値というものが大きく扱われることが多くて、ホームページを持つならば、まずはドメインを取らなきゃ!と思ったのです。
いきなりドメイン!?って、今では笑っちゃうような話です。でも、ちょっと待ってください。どこかの有名企業の名前のドメインを、全く関係がない個人が取得してしまい、そのドメインが高額で取引されたとかのニュースがあったりした頃のことです。
またこの頃、日本語ドメインが出回り始めました。
当時の私は、「これは今後、必ずモノになる!」と考えて(結果これは、そうでもなかったのですが笑)、すぐにドメインを取りました。
その時に取得したのが、「ロゼ.net」です。
欲しかった「ロゼ.com」は既に他の人が取ってしまってたんですね。
まあなんにせよ、今考えると、やたら先走ったものだと思います笑
で、次はホームページ制作だ!・・・と、ホームページビルダーを買いました。ビルダー7です。
これに関してはいずれ機会があれば書きますが、CSS(カスケーディング・スタイル・シート、ページのデザインに関する情報を、各ページのファイルに書き込まず、デザインのみを指示するファイルを別途用意する)がない頃の話ですので、当然ビルダーにもCSSの機能が実装されてません。
で、CSSが当たり前になってからもしばらくビルダー7を使ってたので、さらに遠回りすることになるのですが、その頃の私はそんな事を知る由もありません。
ホームページの制作といっても、予備知識すらない頃です。
取扱説明書やマニュアルと言うものを読まず、何でも直感で進める私は、ビルダーを使って作業を始めました。
ビルダーはソースをいじる事なく、プレビュー画面の操作だけでホームページを作れます。
しかも画像や部品類は、仕事柄イラストレーターやフォトショップで作れますので、どんどん作業を進めました。
で、割と短い期間で大体出来上がったのですが、これが超チャランポランなものでした笑
主要な見出しはほとんど画像で(当然alt属性など知らない)、トップページから入り、一方通行で次のページに進んで、ページ間のリンクというものがありませんでした。
しかも各ページのファイル名が日本語で(そのままページのアドレスになるため、当然、アルファベットでなければならない)、トップページのファイル名が「index.html」でなければならないという事も知りません。
また、ビルダー7には悪名高い「どこでも配置モード」というものがありました笑 閲覧する環境によってレイアウトが変わるという認識がなかった私は、それこそイラストレーターのような感覚でホームページを作ったんですね。
極めつけは、作ったページをどうやって公開するのかを全く知らなかったのです笑
そんなわけで、ホームページ制作計画は、そこでしばらく頓挫することとなります。
続く。
とりあえず、今は自信を持ってリンクを貼り付けられるようになっただけでも、大きな進歩です笑