ファサードのFF式行灯を、アルミの角パイプの溶接で製作してみました。サイズは縦850×横4600です。
一般の方や、自社でフレーム加工されない看板屋さんにはピンと来ないかもしれませんが、アルミの溶接枠で行灯(特にFF式)のフレームを製作することは、まずありません。
看板枠の製作で良く使われる1.5tの30角は全然強度ありませんので、中型以上のサイズのFF行灯で使用するのはちょっと厳しいんです。肉厚のゴツい材料ではコスト掛かりますし・・・。
弊社では通常、この程度のサイズのFF行灯を製作する場合は、鉄のアングルで枠組みしています。
小型のアクリル行灯では、ちょいちょいアルミの枠で製作します。アルミの板金の溶接だけで作ったこともあります。
あと、中型のFF行灯でも、面発光体(無機EL)を光源に使った際、総厚75mm位でしたので、アルミの溶接枠で製作したことがあります。
この看板もそうですが、内部照明がLEDですと蛍光灯の場合よりもかなり薄く作れますので、アルミでも何とかなりそうだな、とトライしてみたわけです。
さすがに鉄ほどではありませんが、そこそこの強度で製作できたと思います。
ちなみにノックダウン方式(組立キット)のFF看板は、弊社では滅多に使いません。だって、人が作ったものを使うなんて、能がないじゃないですか(ゴメンチャイ笑)
あれは出始め当時は強度が全然出なかったり、内部に水が浸入したりで使い物になりませんでしたが、最近のものは良くできてます。
ただ、意外と重たいんですよね、補強材に鉄を使ってますし。
私が今回製作したものは、メッチャ軽いです。
片手でヒョイと持ち上げれるくらい。
ホントはもう少し薄く作りたいんですけど、薄型用のLEDに良いものがないのです(以前使っていたものが廃盤に・・・)。
取付しましたらまたご紹介します。