日ごろよりお世話になっている会社様(同業者様)のイビツなマスコットキャラクター笑、Sさんが退職されました。
弊社のトラックが新車で納車されたのとほぼ同時期に入社されたのを、ハッキリと覚えております。在職期間17年とのこと。というか、ウチのタイタンってそんなに使ってるんですね笑 買い替え時期を逃しました笑 こうなったら行けるとこまで行ってみます。
彼は行く先々で変人扱いされており笑、コミカルな動きや言動で、さまざまな方から愛され、からかわれ、ウザがられていました笑
私はそのコミカルな動きを撮影してYoutuberになる計画もしておりました(ウソ)
彼そのものはどうでもいいと言えばどうでもいいんですが笑、おそらく今までで、仕事上で最も長い時間(累計で)を一緒に過ごした方だと思われ、色々と思うことがあります。
当初は本当に何もやらない人でした。気がついたら物影に隠れてタバコを吸ってたり、その日に何をやるのか知らないままに現場に来たり。
重たいものを運ぶ際にも逃げ隠れて居ないふりをしました。いざ運ぶのを手伝ってもらうと、行くべき方向とは反対方向に向かおうとしたり、対面側を持たずに私の隣に来たり・・・とまあ大変な方でした笑
ある時、一緒に遠方の現場に向かう車の中で、満面の笑みを浮かべながら言った一言。
「現場に着いて監督さんを見つけて挨拶したら、私の仕事は終わりです」・・・笑(今だから笑えます)
さすがに私もブチッと来まして、その日はコテンパンにこき使って差し上げました。それ以来「イジメ」と称して、ずっとこき使い続けたのです笑
長い間そうしてこき使った結果、それなりに動くようになりましたね。別人のように進歩したと思います。
進歩してもたかが知れてましたけど笑
しかしまあ、とにかく数多くの伝説を残しました。
二人で室名プレートを何枚も取り付けていた時のこと。
プレートを一枚手に取り、しみじみと「この切文字、僕が捲ったんですよ。だから思い入れが・・・」。
カッティングシートを貼ったではなく、不要部分を捲った・・・笑
それ以来、「記念にこれやってください」と作業をお願いするようになりました笑
夜間工事のメンテナンスで、取り外したの看板のアクリを割ったり。何度教えても発電機のエンジンを掛けたり止めたりできませんでしたし。
ローリングタワーのアンチスリップ(道板ですね)を外すには、四隅にあるそれぞれのロックを同時に外さなきゃいけないんですけど、これを一人でやるのはちょっとコツが必要です。片側2箇所外して、ロックが掛からないようにソ~~ッと置いて、反対側に行って残る2箇所を外すと、最初に外した2箇所が再びはまってしまう・・・。コミカルな動きがあんまり面白いんでしばらく遠く離れて見てたら、20分くらい同じ事を繰り返してました笑
とても気遣いをされる方で、いわゆる「いい人」なんですけど、気遣いの度が過ぎて、ハナシがややこしくなってお客さんと揉めてしまうなんてこともチョイチョイありましたね。
ひっくり返すと、我々とは視点が違う、という美点でもあります。
マネージメントや雑用には長けてました。なので、とても信頼されている一面もあったと思います。
これまたひっくり返すと、単なるパシリと言える訳で笑
写真は彼の最後の出勤日。
奇しくも私と二人で何箇所かの現場を回り、その最後の現場での一コマです。
私がコキ使って鍛え上げた結果、ちゃんと穴掘りしております笑
ひとまず、お疲れ様でした。
落ち着いたら、一杯やりたいですね。