3畳ほどの建植看板の改修をご依頼いただきました。
誠にありがとうございます。
色々細かい私はついつい気になっちゃうんですが笑、お客さまから「野建看板」と言われたんですけど、これは野建ではなくて建植看板です笑
「野建」は、基本的には媒体物件を指す言葉になります。
まあ、それはいいのですが、今回改修することとなった理由は、「既設の表示が傷んできたから」でした。
実際にはそれほど傷んでいるわけではなかったのですけど、なぜか不思議な傷み方をしてました。
こちらはFCの物件で、使う材料、品番、加工方法(シートの重ねが何mmとか)など、かなり細かい指定があります。当然、弊社は指定の材料、品番、加工方法で施工するわけです。
相見積もりを勝ち抜かないと発注いただけないのですが、毎回これがホントに決まらない!
聞けば弊社の見積価格と受発注された価格は、それほどの差はないそうです。
あまりに決まらないんでこちらもウ~ンと思って、他社さんが施工された物件や、施工真っ最中の現場をコッソリ見に行ったりするわけです。
すると、指定とは異なる材料を使っていたり、看板枠が他物件の使いまわしだったり、施工も「エーッ」て言いたくなるような方法だったりするんです。
一番笑っちゃったのは、高さ3mくらいの内照式の地上塔が、32□くらいの角パイプのみで組んだ上に外装は複合板を張ってアルミアングルでアクリを押さえただけで(言葉で伝わりにくいですが、支柱が無い状態で、単なる箱)、それをコンクリートもモルタルもなしで、土に埋め込んでありました笑 箱の下部4分の1くらいを土に埋め込んだ感じですね笑 当然、少し傾いてましたけど笑
カルプの白い文字だな、と思って近づいてみると表面の板がなく、発泡材のみの切文字で塗装もされてないとか、方法が斬新すぎて呆れてしまいます。
結果的にそれで成り立ってるんだからいいじゃないか、という考え方もあるかもしれませんけどね。
今回はシート切文字指定のところ、インクジェットで施工されていました。しかもそのインクジェットメディアの質が良くないようです。
写真判定のみで現場に足を運ばない管理会社さんも悪いのです。これでは、マジメにやってる弊社は、いつまで経っても正当な評価をいただけないことになります。
何より、こういう業者さんが施工したとも知らずにお金を支払うオーナーさんはかわいそうですね。
もちろん、超多品種・少量生産の看板業界ですから、解釈の違いや得手不得手は必ずあるはずです。
価格が少し違う程度なら、内容が良い業者を選ぶべきだと思うのですが、いかがでしょうか。