広告期間が満了したため、表示を白板にする作業です。
こちらの現場は、過去にはインクジェット出力をさせていただいただけで、現場作業に入るのは初めてになります。
ビックリなのですが、なんとインクジェットシートが5枚も重ねて貼ってありました。
さすがに限界ですので、剥がせる範囲で剥がして、白シートを貼ります。
弊社が継続して施工させていただいている広告媒体では、表示変更時は全て旧表示のインクジェットシートを剥がしたのちに、新規インクジェットシートを貼っています。
そのために再剥離可能なインクジェットメディアを厳選しているんです。
2003~2004年頃に、溶剤インクのプリンターの決定版と呼べる、ミマキJV3がリリースされました。弊社は初期型の導入は避けて、2型を導入しました。
この頃は、「溶剤プリンターで印刷されたものは、半永久的に使える」と信じられていました。
ところが様々な問題を発生しました。
中でも問題になったのは耐久性です。早いものでは2~3年。良くて5年くらい。
弊社は当初からグレードの高いメディアとラミネートフィルムを使用しておりましたが、それでも7~8年の耐用年数であることが分かりました。
逆に言えば7~8年で改修する必要があるということ。大型の広告媒体の場合は、メディアの再剥離性は絶対の条件なのです。
今回のように旧表示に重ねて貼ってしまうのは、私からしますと信じられませんが、施工された業者さんサイドには、色々と制限があるのでしょう。たとえばコストとか。
剥がし作業は貼り施工時間の2倍以上の時間が掛かります。もしも弊社と同じような費用で施工しているとしたら、許せませんね・・・。
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