WRCマシンのラッピング

豊田市を拠点に行われた2023FIAワールドラリーチャンピオンシップ最終戦、いわゆる「ラリージャパン」に出走するマシンのラッピングを承りました。
誠にありがとうございます。
2023WRCは全13戦ありまして、その最終戦が日本で行われました。これは豊田章男氏の影響によるところが大きいでしょう。フォーラム８ラリージャパンの「フォーラム８」とは、名前から分かりにくいのですが、冠スポンサー名です。

お仕事させていただいたのは「マッスルラリー」というプライベーターチームで、ドライバーはなんと！　長野オリンピックのスピードスケート500ｍの金メダリスト、清水宏保さんです。

清水選手は2023シーズンは全日本ラリーを舞台に戦ってきて、WRCにはスポット参戦となります。日本で開催されるなんて、絶好のチャンスですからね。
「JRカー3」というクラスでのエントリーで、マシンはトヨタ・ヤリスです。GRではない４枚ドアのヤリスで、ミッションは２ペダルのCVTが組まれています。
ロールケージが組まれたり、アルミの燃料タンクに取り替えられたりと、ガチの本格マシンです。車検証には「えっ！？」ていうような記載があり（長くなるので割愛）、クルマ好きには興味津々ですね～笑

デザインの打ち合わせは全てデータで行いました。４案出させていただき、清水選手が選びました。
真っ黒なボディーにグラフィックとスポンサーロゴ、大会規定のゼッケン類（オーガナイザーからの支給品）を貼りました。

いやー、WRCですよ笑
サーキットレースで言えばF1です笑
私のラッピングが世界を走っちゃいました笑

私はモータースポーツが好きで、長らくバイクのレースに携わってきました。息子のサポート時代を含めて、公式戦の経験もほどほどあります。場の雰囲気やチームの成り立ち、レギュレーションなどは何となくイメージできますが、四輪車は規模が違いますねぇ。ちょっと気後れしちゃいます。
パスも取っていただいたのですが、残念ながら会期中は仕事が異常に忙しく、お客さんに頼んで納期を伸ばしていただいたり、申し込んでいたサーキット走行会をキャンセルしたり（エントリーフィーが丸々無駄に）というような状況で・・・。
応援観戦に行くことはできませんでした。申し訳ありません。

清水選手はSS3でクラッシュしてデーリタイア（その日はリタイアして、翌日以降に修復して復帰する）したものの、全ての日程を走り終えて完走しました。
さすがに金メダリストだけあって話題性バツグンで、そこら中で取材を受け、WEBニュース何本も掲載されました。トップカテゴリーであるWRC1以外では、最も話題に挙がった選手ではないでしょうか。

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