ステンレスの立看板

ステンレス製の駐車場の免責看板を承りました。
誠にありがとうございます。

この看板は海風に晒される場所に設置するため、錆びないようにステンレスで製作するように指示がありました。
が、ステンレスの地金での仕上げではなく、塗装仕上げとなります。

丸パイプは加工が面倒です。
例えば材料の両端を留め（45°）に切断する場合、向きを簡単にキッチリ測る方法がありませんから、こっち側と向こう側が回転する方向に切断向きがズレてしまいやすいのです。
塗装仕上げの場合はある程度ごまかしが利くので、気が楽ですかね。
その代わり、専用プライマーなどでの処理が必要になります。

図面指示にある材料を一通り揃えることを考えると、看板サイズのわりに見積もりが高くなりました。元々図面指示の材料の肉厚が分厚すぎるのです。
金額調整が入りまして、仕様を落とすことに。
面板は元の図面指示は3tのアルミ板だったのですが、工場の隅っこを探したら2tのアルミ板が出てきました。包装紙に「〇〇商店」とあります。
今お願いしている色物金属屋さんの、前の前にお願いしていた、廃業された仕入先です。ということは15年くらい前ですね笑
ようやく日の目を見ました。

この看板は既設と取り替えでして、アンカーは既設を利用する前提でした。
現場は入場セキュリティが厳しい場所で、調査は私ではなく別の方が行きました。
こうなると、アンカーの穴が合うかどうかが心配になるわけです。

M12のアンカーが片側4本、計8本。
プレートには16Φの穴を開けていき、万が一合わなかったら、設置位置をズラしてアンカーを打ち直そうと思ったのですが、結果的にはスルリと入りました。