スーパー銭湯のステンレスの手すりの製作を承りました。
誠にありがとうございます。
ちょっと分かりにくいですが、支柱の足元をカバーする椀座金もご用意しました。その名の通り椀型の座金で、水道菅などが床や壁に埋められる場所のカバーとして良く見かけます。
このあとタイルを張るそうで、タイルをパイプ径（34Φ）にくり貫くのが小径すぎて難しいとのことで、もっと大きめの椀座金を希望されました。
私が知らないだけかもしれませんが、内径34Φのステンレスの椀座金は既製品ラインナップが無いようです。
現場施工は別の業者さんが行われました。
看板屋さんなのにステンレスの手すり。
何を作ってるんですかぁと言われそうですが、弊社ではそんなに珍しくないですね。
専門外の専門的な仕事（ややこしいな笑）に携わることによって、自分の仕事にたくさんのフィードバックを得られます。このようなお仕事も、割と積極的に受け入れています。
アルミ複合板にインクジェット出力シートを貼るだけが看板ではありません。
例えば、今回のようなステンレス手すりのような形状のパイプに文字を入れるとか、ステンレス手すりのようなモニュメントとかもありうるわけですよ。
だから、ステンレスの手すりを作ったり、左官屋さんのようにモルタル仕上げをしたり、家具や建具を作ったり・・・というのは、必ず看板の仕事に活かされます。
私は長らくこの仕事に携わってきて、パチンと弾けた瞬間は、業界に入って10年くらい経ったころだったと思います。
多岐にわたる様々な作業が、一本の線で繋がりました。
板金仕事とフィルム貼りは似てるなぁとか、塗装と溶接は似てるぜとか。
ほとんどの作業は基本的な何か一つに集約されている部分があって、その勘所を掴むと、どんな仕事でも大体できちゃうんですよ。
出来ない人は単なる不器用か、センスが無いか、やる気が無いか、ワガママなだけ・・・ｺﾞﾒﾝﾁｬｲ笑
もちろんその道のプロには敵わないのですが、新しいことに挑戦すると、必ず何かの発見があります。
完成品を置いて写真を撮っても面白くないので、ロードスターのロールバー風に置いてみたのですが、絵的に弱かったです笑
ちなみにこのキャメルタイプのロールバーは、私が作りました。
こちらはつい先日、ロールバーと同色にホイールを塗装した時の写真です笑
ええ、そうです。ハッキリ言えば遊んでます。
が、こういうのは仕事をするうえで最大の底力なんですよ。
好きでもない仕事を文句言いながらやってたのでは、人生大損じゃないですか。私の生き方は逆ですね。
ステンレスの手すり程度では満足できないです笑
もっと私が頭を抱え込むようなお仕事をお待ちしております。
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