小型のオールステンレス地上塔の製作設置のオーダーを承りました。
誠にありがとうございます。
現場には元々同規模の地上塔が建ってまして、トラックがぶつけてしまったとのことで、保険修理です。
元の地上塔は配筋+アンカーボルトで設置されてました。既設の基礎のハツリや抜根は不可能と判断。既設の根巻まで主筋が立ち上がっていましたので、強度は十分と考えて、根巻を基礎天として、新規看板を「あと施工アンカー」で設置することにしました。

なぜか既設の根巻は生コンを適当に流し込んだだけで、表面が凸凹状態でした。ブレーカーで少し斫ってからアンカーボルトを打ち込みました。
既設の根巻の厚みは100mmもありませんので、長いアンカーボルトを入れようとしても基礎内に残した既設看板のベースプレートにヒットしてしまいます。用意したケミカルアンカーは深さが足りず、使えませんでした。

オールステンレスで製作するのは、海が近いためです。
支柱、内部フレーム共ステンレスです。外装板金もステンレスで、粉体塗装をしています。


根巻ももちろんステンレスのカバーをしました。これは見た目の向上という点もありますが、取り外す必要がありませんので、取外しのために再度現場に行かなくても良いというメリットが大きいです。
いや~この仕事、近年では稀に見るほどスケジュールが延びに延びて、ちょっとウ~~ン、となっちゃいました笑
看板の仕事を長く続けてきた経験で言いますと・・・。
リズムよく進めた仕事は仕上がりも良く、ミスが少ない。徹夜で仕上げたようなものでも、ゾーンに入ってしまうというか、ハイレベルな仕上げができちゃいますね。経年後にメンテナンスや改修で工事に入った際に、自分のレベルの高さに驚くことがあります笑 自画自賛です笑
逆にスケジュールが延びまくった仕事は、最初の状況を忘れてしまいますし、あまり良いことが起こらないですね・・・。
この仕事でミスしたわけではありませんが、やはり状況を忘れてしまいました。見積時に何度か仕様変更を言われた際に、現場状況的に対応可能だったかどうか、判断できないという笑
また、今回は、出来上がった看板がしばらく工場に居座り続けました。埃を被りますし、何かの拍子にキズ付けてしまう心配もあります。
トラブルなく、仕上がりも良く完了し、胸をなでおろしました。
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