いいがやミーティングに出展しました

いいがやミーティング 看板職人の徒然
いいがやミーティング

10月26日に幸田サーキットyrp桐山で行われたマツダロードスターのミーティングイベント、「いいがやミーティング4th」にブース出展いたしました。

バイクパーツの販売を主とする株式会社プロト様が主催されているイベントで、プロト様の所在地である刈谷市井ヶ谷町と、NICEを意味する「いいがや」を引っかけたネーミングです。
年一で開催され、今回で4回目。すっかりスタンダードになりました。

残念ながら雨の一日となりましたが、大変盛り上がり、私も楽しく過ごすことができました。

弊社の出展内容は、ラッピングの実演です。
毎度のことですがホントに商売っ気がなく笑、ほとんどの方は何が目的で出展しているのか分からないはずです笑

大体からして、屋外イベントでラッピングの実演なんて、酔狂そのものです笑

いいがやミーティング
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今まで考えもしませんでしたが、次回はのぼり旗を用意しよう・・・。
そもそも、のぼり旗は弊社の商材の一つじゃありませんか笑

ラッピングって、一般の方とお話しすると塗装と比較されるというか、塗装と同列のイメージを持っている方が多いようです。
私が考えるラッピングは、「色を変えるという遊び」ですね。
塗装では表現しにくいことを、比較的簡単に実現できて、車両にダメージなく元に戻すことができる、というのが特徴だと思います。

で、今回は車体の右半分と左半分で、色が違うラッピングを施しました。これは塗装ではやりにくいでしょう。

いいがやミーティング
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ブースにお越し下さった方には、弊社のオリジナルステッカーをお渡ししました。

いいがやミーティング
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また、参加者全員に配られるステッカーを協賛。それと、抽選会の景品に「オリジナルステッカー100枚無料で作れる券」を3枚出させていただきました。

この「オリジナルステッカー無料券」。必ず需要はあると思うものの、参加される約200名の中に「欲しい」という人が3人もいらっしゃるというのは考えにくいです。
抽選会で売れ残るのも悲しいので、プロトさんには一度に3枚出さず、小出しにしてくださいとお願いしました笑

心配だったので、傘で顔を隠しながら抽選会の様子を見に行きました笑
やはり、他の出展社さんが協賛された、パーツ類に人気が集まっているようです。自分のクルマの型式に合うものがない方や、好みのパーツが無い方は、無難なケミカル類やウェア類に行くみたい。なるほど。

で、弊社の無料券がどうなったかといいますと・・・
なんと、3枚完売しました笑

選んでくださった方とお話したら、所属するチームのステッカーを作りたい、という感じでした。選んでくださるとすればそんなニーズかな、と予想しておりました。

協賛品は毎回悩むんですよ。
ボンネットだけ無料でラッピング、とかも考えるんですけど、さすがに屋外のその場ではできませんし、あとで当選者さんとスケジュールを合わせるのも大変です。弊社が「お店」みたいな業態だったら別ですけど、完全に「工場」ですからね。

さて。
弊社の取引先で、私の性格を良く知っている方は、クルマのイベントにブース出展なんて、いかにも私がやりそうなことだと思うことでしょう笑
逆に、現場レベルでしかご存じない方だと、「は?」という感じだと思います。

商売ほぼ度外視で出展するのは、正常な方にはなかなか理解いただけないかもしれません。

私って、人生を仕事にほぼ全振りしてるんですよね。その仕事ってのが、儲かるか儲からないかではなく、自分が楽しいか楽しくないかが基本になってるんです。仕事というよりも、生き様です。
もちろん、いくら楽しくてもずっと損し続けるのは無理で、トータルでは儲かる必要があります。でも、一般企業の平均からすると、かなり変態のレベルではないでしょうか。

看板の仕事って、クリエイティブなものであるはずです。
30年以上前に株式会社トーゴーアートに入社した時、最初に感じた違和感。それは、「製作やデザイン、オリジナリティよりも、仕事は現場中心に動き、作業フローのピークは現場にある」という事でした。30年以上前からそうなんですよ。
たとえばデザイン科を出たような若い人が、クリエイティブな仕事だと思って看板屋さんに就職したら、「なんだこれ、工事業じゃねーか」みたいな。
これを思っている人は一定数以上いると思うんですけど、どうして抗わないのでしょうか?

当時から私は、もしも今後自分が独立するようなことがあったら、支給品の取付仕事は請け負わない、と決めていました。私は工事屋ではありません。

こうしたラッピングやブース出展に限らず、他でも常にこんな仕事の仕方なので、弊社には変な仕事ばかり来ます笑

計画通りというか、狙ってやってることです。
世の中がチェーン店ばかりになって看板業界の仕事が様変わりしてきているのもあるとはいえ、それなりに時代に合わせて自分を変えて、何とか成り立っているのはありがたいことですね。
企業としては全く成功してませんが、生き方としてはまぁこんなもんか、と納得できています。

変な仕事と言えば、先日、コウモリの駆除を頼まれまして・・・笑
これはさすがにお断りしました笑