第二章始まりました。

商売下手の看板屋さんのお話
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開業して以来、私にはずっと拘ってきたことがあります。それは、地元のお客様の仕事をさせていただくこと。


ワンストップで地元のお客様の仕事をさせていただくため、積極的な設備投資をし、自社製作・自社施工して、よりお値打ちな価格で、そしてより人間味のある仕事の仕方を追求してまいりました。
小さな看板でも喜んでやってきましたし、「納品のみ・取付費別途」のお約束のお仕事でも、納品時に結局サービスで取り付け作業をしてしまった事もあります笑

昨今、色々な意味で世の中が様変わりしてまいりまして、従来の考え方・やり方では厳しさを感じるようになってきました。

これからは私にとっても「第二章」が始まるのだと考え直しました。そこで、一度初心に返ったつもりで今までやらなかった方法で営業をしております。このブログは同業他社さんも多く見られてると思いますから、詳しくは書けません笑

ベクトルがそれぞれ違う3つの方法を考えまして、そのうちの一つがこれ。チラシを作りました。
ポスティングするんです。インターネットの時代に、敢えてのアナログ。

何故にアナログ? ここには書けませんが、実はハッキリとターゲット層があります。そのためのアナログ作業なんです。

我々看板屋さんは、一般消費者さんからのオーダーは、あまり期待できません。あったとしても、趣味の工作のお手伝い、自転車や鍋などの溶接修理(どれも実際にやったことがあります)、ステッカー程度でしょうか。一般消費者の方々は看板屋さんに看板をオーダーするということはほぼないでしょう。
住宅やマンションなどにポスティングしても、効果は限りなく低いはずです。ですので事業所のみにポスティングします。

実はですね、過去(創業して間もない頃と今の工場に入居した頃)にポスティングをしたことがあるんです。
その時は仕事を発注してほしいというよりも、近隣に認知していただきたいという思いでした。そして、何十件何百件も回ったわけではありません。自作のパンフレットは手間もコストも掛かりました。ちなみにその時のポスティング由来のお仕事のご依頼は、ゼロでした。

今回はネット印刷を使ってみました。驚きの安さです笑
もちろんデータは自分で作りました。チラシのデザインは看板と違うので、結構苦労しましたよ。文字の大きさの設定のノウハウとかがないんです。キレイ過ぎる&おしゃれ過ぎると一流企業に見えてしまいますので、わざと少し素人っぽい感じにしたり、手書き感を出したりしています。

また、小額商品の方がお客様も注文しやすいだろうと思いまして、ステッカーのサンプルも付けています。

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すでに少しずつ回り始めているのですが、会社はともかくお店はポストがないケースが多く、この先苦労しそうですね。お店の中に入っていって手渡し・・・というのも相手によっては嫌がるでしょうし、こちらも気を遣うので精神力が持つかどうか・・・笑

ポスティング作業の目標は、敢えてとても低く設定しました。時間があるときに限り行い、午前中のみ。午後にやるとしたら現場の近所だけ。欲を出してたくさん回らない。多くて1日50軒。作業服で回る。
そんな感じでしょうか。
チラシは1000枚もあります。全て配布終了するのは、一体いつになるのでしょう笑

地元の皆様、決して怪しいものではございませんので、宜しければチラシをご覧ください。