これは先日、撤去した看板の支柱です。
サビッサビなだけじゃなく、何かおかしくありませんか?
そうです。支柱の下部が、錆びて腐ってしまってるんです。
アングルの控えがあったため、これでも辛うじて建っていましたが、ソリャッと力を加えたら簡単に折れてしまいました。
角パイプは、溶接などで切り口が蓋をされていたとしても、目に見えないくらいの穴から水分を吸ってしまいます。簡単に考えていると、まるでマジックのように水でパンパンになってしまいます。
特にこの看板の場合は、金具取り付けのためにボルトがパイプを貫通するための穴が開けてありました。
ちょくちょくこういった作り方の看板の支柱を見かけますが、絶対に内部に水が溜まります。そして、最終的に錆びて腐ってしまうんです。
今回の看板は小さかったのですが、比較的大きな看板でももちろん水が溜まります。パイプ内部に目一杯溜まってる、なんてケースもあります。
簡単に確認するには、コツコツ、と叩いてみることですね。中に水が溜まってなければ「カーン」と澄んだ音がしますが、水が溜まってると鈍い音がします。
中に水が溜まると錆びるだけでなく、寒冷地では内部の水が凍ります。凍ると体積が増えますので、パイプが破裂してしまうことがあるんです。
弊社では支柱に穴を開けるような作り方はせず、蓋も、より密閉性の高いTIGで溶接しております。
また、支柱以外でどうしても角パイプを使う必要がある場合は、水抜き穴を開けます。
ドブ漬けメッキされた支柱は中に水が入っても、錆びてどうしようもなくなることは稀かもしれませんけど、中に溜まってしまった水は抜きようがないですからね。
入らないように対策するのが一番です。
日進市・東郷町で看板製作 有限会社ロゼ
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