5400×7200という、巨大なロードサインをご依頼いただきました。
誠にありがとうございます。
今回は鉄骨工事はナシ。空き枠にはめ込むだけなのですが、いわゆるロードサインとしては、私の歴史上最大サイズです。
40㎡弱なんで、よくある2700×3600の4倍の大きさです。赤い彗星シャア・アズナブルの通常の3倍に驚いている場合ではありません。
ビル壁面看板でも30㎡を超えるのは稀ですね。ちなみに屋上広告板の場合は、弊社で承るのは100㎡前後のものが多く、携わったという意味であれば、300㎡程度のものまで経験があります。
今回は、最近の常套手段といえる、アルミ溶接フレーム・アルミ複合板・インクジェット出力シート貼りです。
これを完全に内製化している看板屋さんは、かなり珍しいのではないでしょうか。
ビス組み立て方式のフレームであれば、自社で製作される会社もあるでしょう。余談ですが、アレは実はメッチャコストが高く、アルミ溶接フレームに複合板を張った金額で、ようやくアルミの材料を買える位の材料コストです。3×6判くらいの小さなものを作る分には、手軽で良いと思います。
しかーし、内製化しているということは、やることが多いということでして。
ここ最近の過酷な労働の疲労が抜けないまま、泣きながら作りましたよ笑
TIGは左手で溶棒を入れていくので、左手の親指・人差し指・中指に穴が開いちゃいます。溶棒が短くなった時に、この3本で持つからなんですね。(長いときは電話する真似の時のような持ち方してます)
弊社の仕事で、ステンレスのTIG溶接の場合は溶棒を入れるような製作物はほとんどなく(先日の記事のオールステンレス看板は珍しい部類)、鉄で稀にやる程度。
タングステンの先っちょから数ミリのところに溶棒を入れるので、普段からこればっかやってるわけじゃない私は、調子が出るまでしばらく時間が掛かります。感覚を思い出すのに時間が掛かるんです。とはいえ、看板屋さんとしては上手な方だと思います笑
TIGは元々独学だったため、ある程度できるようになった頃に、正しいことを学ぼうと思って数日の講習を受けました。
受講生の中では私だけがブッチギリに上手で、講師に代わって私が見本を見せるようなことになってしまいました笑 要するに、看板屋さんとしては上手ということです笑スンマヘン
完成したパネルを1人で積み込みました。もはや何屋なのか分からないトラックです。ハシゴは、カラーコーンの運搬のために積んでいます笑
街中なので、道路使用許可を取り、ガードマンさんを呼んで作業しています。
いやー、デカい!! パネルの取り付けだけで16時近くになってしまいました。
このサイズで、縦方向・横方向ともパネルのジョイントになり、しかも真ん中で「へ」の字の折れてますので、予めインクジェットを貼った状態で現場に持ち込むのは無理と判断。インクジェットは現場貼りです。ローリングタワーで2時間くらいで貼りました。
仕上がってみても、やっぱデカい!!
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