ウエスト・サイド・ストーリー

映画

以前のブログ「何でも工作」には「映画」のカテゴリーを作って、頻繁に記事を書いていました。
このブログに引っ越して以来、ちょっと違うかな、ということでオミット。
しかし、復活させることにしました笑

理由は、「ウエスト・サイド・ストーリー」が気に入っちゃったから笑

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』本予告「Tonight(トゥナイト)」編 2022年2月11日(祝・金)公開

スティーブン・スピルバーグですよ。
はじめてそれを聞いたとき、心配になりました。それこそ、今の時代に北島三郎がジュリーの「勝手にしやがれ」をカバーするようなもんです笑

とりあえず、宇宙船も、宇宙人も出てきません笑 炭鉱の中をトロッコで走ったりしません笑
思いっきり「ウエストサイドストーリー」です。

そもそも旧「ウエストサイド物語」は、ステージミュージカルを映画化したもの。レナード・バーンスタインの曲そのもののような映画で、映画が一つの長~い曲のような感じ。
ロミジュリを元に、舞台はNYのダウンタウンに。一目惚れからたった2日間で命を懸けあう、リアリティに欠ける物語です笑 まあ、ロマンチックですけどね笑

新「ウエスト・サイド・ストーリー」は、細かい設定でリアリティをもプラス(これは見事なので、ぜひ実際に観てご確認くだされ)。主演の圧倒的な歌唱力もあり、一発で気に入ってしまいました。旧作に出演していたリタモレノが製作総指揮+出演、彼女の立ち位置がまた上手い。もう1回観たい!!

私の亡父は、今や伝説となったオーディオのハイブランド、「山水電気」に勤めていました。
私が物心ついたころには、家にはサンスイのステレオと、JBL(当時サンスイと業務提携していた)の大きなスピーカーのセットがありました。

レコードもそこそこ揃ってまして、物心ついた頃には普通にクラシックを聴いてたんですね。
そのレコード群の中にいくつかのミュージカルのサントラがあり、もちろん「ウエストサイド物語」もありました。サントラってか、サントラから数曲の抜粋という感じだったと思います。

そんな環境でしたので、バーンスタインといえば、当時小学生の私も、ヘルベルト・フォン・カラヤンと並ぶ世界的な指揮者として知っていました。
話は逸れますが・・・おそらく「カラヤン」からのイマジネーションでしょう、「カロヤン」という育毛剤のCMにベートーヴェンの運命が使われてましたね。抜け始めて分かる、髪は長~~~い友達・・・って覚えてませんか?笑

1978/80 第一製薬 カロヤン

で、バーンスタインです。指揮者のはずなのに、ウエストサイド物語の作曲者にクレジットされてるではありませんか。(NYフィルの音楽監督に就任後、作曲に手が回らなくなったそうです)

ウエストサイド物語の中の代表曲といえば「Tonight」でしょうが、私にとっては「MAMBO」ですね。

バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」より"マンボ"|ブロードウェイ・ミュージカル【フルオーケストラ演奏】ボローニャ歌劇場フィルハーモニー[吉田裕史指揮]


ロマン派以前のクラシック音楽や音楽の授業で習う歌、歌謡曲程度しか知らなかった当時の私にとって、超キョーレツな1曲。初めて聴く音でした。

ウエストサイド物語の中でも浮いてる曲というか、元々ジャズの影響を受けているマンボが、まるっきり平行和音のジャズそのものです。自衛隊とかのマーチングバンドや吹奏楽でも良く演奏されるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

旧「ウエストサイド物語」同様、ダンスバトル的な場面で使われ、マリアとトニーが初めて出会う瞬間までバックで流れます。演奏はもちろん、NYフィル。全体に、バーンスタイン作よりも躍動的な感じにアレンジ&演奏されてます。

いや~~、いいっすね!!
サントラ買お・・・笑