創業以来ずっと使ってきたカッティングプロッターが、遂に壊れてしまいまして・・・。
新しいプロッターに入れ替えました。
創業時に一番最初に導入したのが、プロッターを含むカッティングシステムです。
ミマキさんのCG-100LXと、カッティング専用ソフト、その他スキャナーとかも入れて、総額150万円くらいだったかな・・・。
今考えると、メッチャ高いですね笑
まだサラリーマンだった頃、勤めていた看板屋さんでは、ウインドウズ95が出る前からカッティング専用ソフトを使ってまして。
当時、AdobeイラストレーターはほぼMac専用という認識でした。ウインドウズ版イラレがMac版と同時にリリースされるようになり、カッティング用のプラグインソフトが出るまで、カッティングを行うにはカッティング専用ソフトを使う方が主流だったのではないでしょうか。
ウチが創業した頃には、FineCutというプラグインソフトがあるのは私も知っていましたが、そういった先入観もあり、私はカッティング専用ソフトを選んだんです。
ラオンさんというメーカーの、オーロラというソフトでした。
これ、動きがめっちゃ速くて、カッティングに特化しているので使いやすかったですね。
自動バックアップ機能も便利でした。
その後、ラオンさん自体が消滅しちゃいまして、ラオンさんから外注としてオーロラを開発したという会社がサポートを引き継ぎました。
XPが出たときには、XPに対応できるようにしたアップデート版を配布してもらいました。
プログラムのコピー防止の「プロテクト」というパラレルポートのデバイスを認識しながら動作するので、当時すでにUSBが主流だったところ、わざわざシリアルポートとパラレルポート両方装備したパソコンを買いました。
もちろん創業して間もなくしてからはイラストレーターも使ってましたが、カッティング作業だけはずっとオーロラでやってました。なんやかんやで結構しぶとく使い続けて、2013~2014年くらいまでかな? そのため、ウインドウズ7、8が出ても、カッティング用にXPのパソコンを残して使ってました。
「便利なものが既にあるのだから、使おう」という感覚でした。
今の感覚やスキルを持ったまま過去に戻れるのなら、カッティング専用ソフトは使わず、プラグインのFineCutで済ませると思います。安さには勝てません笑
安いってか、タダですからね。
イラストレーターをカッティングで使うと、少々面倒なことがいくつかあります。
パスファインダー系のツールを使った際に、不要なデータが作られてしまう事。データが重いこと。クローズドパスとオープンパスの区別がつきにくいこと。
あと、データ支給の場合に、実製作の事を分かっていないデザイナーさんが作ったデータは、理解不能なグループ化が何重にも掛けられていたり、データの作り方がヘタクソで、カッティングだと苦労します。インクジェットだとそこまで苦労しないんですけど・・・。
さてさて一方で、溶剤インクジェットの導入がかなり早かった弊社、2009年(だったかな)に2台目のプリンターに入れ替えました。これがプリント&カットの複合機。
本当は1台目のプリンターの時から、トンボセンサー付きのプロッターに入れ替えたかったのですが、CG100LXがもったいないし・・・ということで、踏ん切りが付きませんでした。
今回、ようやくトンボセンサー付きのプロッターになりました。
以前のようにプロッターはガンガン使うわけではありませんので、今回はあえてエントリーモデルを選びました。無料でFineCutが付いてきますし、恐ろしく安くなりましたね。
機能的には特別に感動することはありません笑ゴメンチャイ 音が煩いかな。
複合機で輪郭カットする場合は、プリントモードからカットモードに切り替えするのに時間が掛かったり、印刷している間はカットができなかったり。
あと、カッティングですとメディアが前後に大きく動くため、床の埃を拾って機械に悪影響があるのでは、という心配もありました。その他いろいろな不便がありましたが、これで解放されました。
弊社の場合、今ではカッティングプロッターは滅多に使わないです笑
何せこのプロッターを導入して、10日ほど経って、やっと5cm角の文字を5文字ほど切っただけです笑
無くてはならない設備ですけど、インクジェットの仕事の方が圧倒的に多く、出番は減ってますね。
こんなんで元を取れるのかな?
頑張って仕事しよっと。