ご社名の一文字だけを変更してくださいという、書文字を承りました。
誠にありがとうございます。

今はインクジェット印刷やカッティングシートが主流ですので、書文字で依頼される場合は、何らかの理由があります。
一つ目は、味がある筆文字にしてほしいというもの。印刷やカッティングでは筆文字らしさが出ませんので、書文字がベストです。
二つ目は、シートが貼れない場所の場合。たとえばリシンとか木板などが代表格です。
三つ目。周りの塗装と条件を合わせる必要があるケース。んんん、言葉にするのが難しいな。具体的には、橋梁や高架の塗装記録などです。都市高速道路の高架に、塗装した日にち、使用した塗料などの記録が書いてあるのを目にしたことがありませんか?
これ、塗装と条件を合わせるためなどの理由で、シート文字ではなく書文字の指定が多いです。
四つ目は、コストを下げるため。今は書文字ができる看板屋さんが減っており、書文字で文字入れしても、コストが下がらないケースがありますが、弊社の場合はまるっきりOKです。お困りでしたらご相談ください。
五つ目。最近ではあまり無いパターンですが、下見や実測調査ができない場所で、一日で作業する必要があるケース。
入場制限がある場所(何か厳密な管理をされている施設など)の場合、気楽に調査に入れない場合があり、予めシート文字を作っていく事が出来ません。
書文字であればその場で対応できます。
こんなところかな・・・。
今回は割と珍しいパターンで、六つ目。ご社名のうちの一文字を変更するにあたり、他の文字が書文字で施工されているためです。
以前は2006年の新会社法施行にともない、(有)を(株)に変更という話が良くありましたが、最近はめっきりありません。
なぜにこうなったのか存じ上げませんが、本来「澤」であるはずが「沢」で書かれているのです笑
既設の文字はパソコンのフォントを参考にしたと思うのですが、それに加えてかなり癖のある書き方がされてました。
この話を相談された際、私が行けば現場調色して一文字塗りつぶして、乾くのを待ってその日のうちに文字書しますよ~と言ったのですが、予め一文字塗りつぶしておいてくださいました。

私は筆と塗料だけ用意してバケットに乗って現場に行き、他の文字の癖に似せて「澤」の一文字を書きました。
私からすると、鼻ほじレベルの簡単な仕事ですが、立ち会われた方々(私一人しか作業しないのに数人が立ち会われるという、看板の仕事あるある)は、大層感心してくださいました笑
う~~ん、私に言わせれば、看板屋を名乗るなら、文字くらい書けよ、としか思いませんけどね笑


