既設ネオンサインの修理のご依頼をいただきました。
誠にありがとうございます。
ご依頼いただいたのは嬉しいのですが、頭を抱え込みました・・・笑
ネオン管を製作できる業者さんが壊滅状態のためです。
ネオンは簡単に言えば、蛍光灯を文字型に曲げたようなもので、省電力で独特の光り方が魅力です。しかし如何せん、ガラス製の管が割れやすいとか、配線が傷みやすいという欠点があります。そしてそのネオン管は、ネオン管を製作する「管屋さん」とか「曲げ屋さん」と呼ばれる職人さんの、アナログ技術の元に成り立っているというのが泣き所です。腕の差もハッキリ出ますね。
ネオンサインはLEDの普及でどんどん押されてしまい、さらに震災からの省エネ気運が高まったことにより、新規製作の話はほぼ無くなりました。街中でもネオンサインをあまり見かけなくなりましたよね。弊社ではネオン修理も、ここ5年くらいご依頼がありませんでした。
弊社が創業時からお願いしていた管屋さんは、震災直後位に廃業されました。その後でお願いしていた管屋さんは今でも営業はされているものの、限られた物件(自社製作&自社施工物件)の修理のみ、責任の関係で受け付けているとの事。何とかお願いできないか頼み込んだのですが、そもそも修理用の着色管の在庫がなかったり、曲げの職人さんが常勤ではなかったりと、お願いできそうな状況ではありませんでした。
私は仮にも業界歴が長いですから、他にも数件の曲げ屋さんを知ってまして、1件ずつお願いしていったら、どうにかやっていただけるところが見つかりました。
修理用の消耗品類は、今でも弊社に在庫があります。
あと、ネオン管の運搬時に緩衝材として使用する木毛(もくめん)も、まあまあたくさん持ってました。ネオン箱もあるのですが、今回は修理管2本だけなので、ダンボールの簡易ネオン箱です笑

私が最初に勤めた看板屋さん、株式会社トーゴーアートに入社してから30年以上が経ちました。
仕事の内容は、その頃と全く違います。確かに似たようなことをやっているのですが、ほぼやらなくなった作業があったり、当時は考えもしなかった作業をしていたり。そして何よりも、仕事の在り方や進め方が全く変わってしまいました。
正直言って、今の看板業界の仕事は全体的に面白くないですね。
私もインクジェット屋さんや取付屋さんに成り下がらないよう、努力を続けたいと思います。
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